A-9 防災デザイン


発達障害理解から地域防災づくりをデザインする

インクルーシブ視点から始めるボランティアコーディネーション


対象

・防災に関わるコーディネーター

・行政、企業、福祉、教育、医療関係者

・地域住民、障害当事者、その他 興味のある方

 

定員:25名


 近年、日本全土が地震や台風等、多大な自然災害により日常生活に影響を受けています。様々な避難所はありますが多様化する人たちを受け入れるには未開発な所があり、障害当事者からすると避難すること自体を躊躇する話が聞かれます。

 この分科会ではデザインワークショップの手法を学び、障害当事者であるリードユーザーと共にフィールドワークや発達障害の疑似体験プログラムを通じて、多角的な視点から見えてくる地域の姿と防災づくりのデザインスキルを身につけながら、多様なコーディネーション力をブラッシュアップする機会とします。


【講師】

井坂 智博さん(インクルーシブデザインソリューションズ 代表取締役社長)

障がい者、高齢者など社会的な弱者をビジネスやデザインの企画設計の段階から包含( インクルード)したモノやコトづくりを企業や自治体に提供。自立的な思考、企業や社会への貢献意識、未来の社会制約を見せてくれる「リードユーザ」へと障がい者や高齢者を醸成し、240名のスペシャリスト集団を率いている。また、東京都地域中小企業応援ファンドでは、リードユーザ育成プログラムを開発。依存型から自立型社会への転換を図かりたい障がい者や高齢者の育成を行なっている。とりわけ、日本で初めての試みであるビジネススクールでリードユーザを活用したイノベーションの授業を提供。

 【講師・ファシリテーター】

相澤 満さん(社会福祉法人武蔵野会リンクス椚田 管理者

1975年神奈川県茅ケ崎市生まれ。育ちは千葉県館山市。農業高校卒後に保育士を取得し、業務に従事しながらも介護福祉士、精神保健福祉士の国家資格を取得する。また強度行動障害者支援やMSPA(発達障害の特性別評価)などの発達障害支援に関する資格の他、防災士や感覚プロフファイルなどの学びを深めている。重症心身障害児者の支援員を務めたのち、現在勤めている社会福祉法人武蔵野会で児童や障害分野での業務に携わる。支援業務に携わりながらも発達障害の擬似体験プログラムの開発やICTを活用した障害者支援について、障害当事者の家族や地域住民を対象としたボランティア養成や近隣の大学生と協働した地域防災ゲームの開発などにも携わっている。


[担当]

・疋田 恵子(杉並区社会福祉協議会)