B-2 福祉教育


当事者と一緒につくる福祉教育!企画ワークショップ

これからのパラスポーツ、立位テニスの挑戦


対象

・福祉教育や地域講座の企画担当コーディネーター

 

定員:30名


 当事者と一緒に福祉教育の企画を立てるとき、どうしてますか?コーディネーターとして当事者が伝えたいことを把握し、どうすれば熱量をもって伝わるか?この分科会ではまず当事者の講義を体験し、その後、当事者へのヒアリングを元にオリジナルの企画を立てるワークショップを行います。障がいあるなしに関係なく一緒に楽しむことのできるスポーツ「立位テニス」の話を通して、障がいの多様さや、適応するための工夫を伝える企画をつくります。

 

※義足体験があります。大腿部まで固定する義足を使用するため、スカートの場合はレギンスなどをお持ちください。


【事例発表者】

柴谷 健さん(日本障がい者立位テニス協会 代表理事)

17歳の時、骨肉腫により左大腿切断、義足をはいている。現在55歳。子供の頃はプロになる夢を持ってテニスをしていたが、障がいを負ってそれは無かった事として25年間封印していた。13年前にハワイ島で出会った日系二世のコーチに義足でもテニスができる事を気づかせてもらい、テニスに戻って来る。一般社団法人日本障がい者立位テニス協会代表理事。本業は建築士で、商業空間デザインと同時に、自身が障がい者であることから福祉的な住宅リフォームを得意としている。

柴谷 玲子さん(日本障がい者立位テニス協会 理事)

本業は設計士、福祉住環境コーディネーター。ウィンドウディスプレイから店鋪デザイン、住宅デザインまで幅広く活動。仕事で出会って結婚した夫がたまたま身体障がい者であったことから、障がい者スポーツに関わるようになる。夫の世界大会参戦をきっかけに、本格的に日本で立位テニスの普及発展の必要性を感じ、日本障がい者立位テニス協会の設立時渉外担当理事として、広報活動を担当。実父が男子器械体操の関係者だったことから1964年の東京オリンピックの開会式を会場で見た。その画像が最近話題となり、メディアで取り上げられている。

高原 安浩さん(義肢装具サポートセンター 義肢装具士)

1960年生まれの59歳。4歳の時の事故で左足の膝から下を失う。幼少時代は年上の従兄弟たちと毎日野球をして過ごす。硬式テニスは友達と遊びで始めたが、結婚後は他のスポーツは止め、硬式テニスのみクラブに所属して以来27年程経過した。JASTA(日本障がい者立位テニス協会)として世界大会に2度出場したが、世界には勝てない同じ障がいレベルの選手がいる事を知り、改めて目標が出来、シングルスが楽しくなった。この一年今までのフォームやスタイルの改造を試みており現在調整中。


[担当]

薮田 真理子(荒川区社会福祉協議会)