B-4 災害


同時多発する災害と「ボランティア不足」にどのように立ち向かったか

2019年台風19号の支援現場から


対象

・災害時にボランティアコーディネーションに携わる方

・「ボランティア不足」の報道にもやもやした方

 

定員:30名


 台風1519号を筆頭に、2019年は大規模災害が同時多発する1年でした。被害の大きさと同時に報道されたのは「ボランティア不足」の問題。災害ボランティアセンターでの活動者数に注目が集まる一方で、ボランティアプログラムの開発力は「不足」していなかったのか?何度も来たくなる工夫に「不足」はなかったのか?この分科会では、2019年の災害ボランティア支援の実践を手掛かりに、災害時における様々な「不足」を乗り越えるボランティアコーディネーションの方策を考えていきます。


【講師】

柴田 貴史さん(鹿沼市社会福祉協議会 主査)

1977年 栃木県宇都宮市生まれ。1993年 北海道南西沖地震をきっかけにボランティア活動に興味をもちはじめる。1995年 高校在学中、阪神・淡路大震災をきっかけにボランティアを実践的にはじめる。2001年 社会福祉法人鹿沼市社会福祉事業団本部に入職。2005年 社会福祉法人鹿沼市社会福祉協議会と合併により総務課総務係(人事、給与担当)に配属。その後、鹿沼市役所出向、養護老人ホーム、高齢者福祉センターに勤務し、2019年より現職。

早瀬 昇さん(社会福祉法人大阪ボランティア協会 理事長/JVCA 副代表理事)

大阪ボランティア協会常務理事。1955年、大阪府生まれ。大学で電子工学科を専攻するも、交通遺児家族支援、地下鉄のバリアフリー化などの活動に参加。大学卒業後、フランス、ベルギーの障害者グループホームでケアワーカーを経験後、1978年に大阪ボランティア協会に就職。91年から2010年まで事務局長。2012年~18年6月まで日本NPOセンター代表理事も務める。「市民の参加の力」で社会問題を自治的に解決する環境整備をライフワークとし、現在、日本ファンドレイジング協会と日本ボランティアコーディネーター協会の副代表理事なども務める。著書に『「参加の力」で創る共生社会』など。大の阪神タイガースファン。赤ワイン党。

【ファシリテーター】

土崎 雄祐さん(一般社団法人とちぎ市民協働研究会 専務理事・事務局長)

1988年秋田県生まれ。これまでに大学における地域志向科目や市民向け講座のプログラム開発、自治体の職員研修の企画立案の支援などに従事。認定NPO法人宇都宮まちづくり市民工房理事、とちぎ協働アドバイザーなど。ボランティアコーディネーション力検定1級合格。准認定ファンドレイザー、NPO法人事務力検定認定講師。